過去の記録

近松門左衛門『心中天綱島』
平成16年度 文化庁芸術祭参加,大阪文化祭参加
2005年1月22日(土)に行われました「2004年度大阪文化祭賞」で本作品が”奨励賞”を受賞しました。詳しくはこちら

こちらから「近松への手引き」がご覧いただけます

「河庄の段」

 紙屋治兵衛は、遊女小春にのぼせ上がり自分の商売もうまく行かなくなります。治兵衛の兄、粉屋の孫右衛門は、侍に身をやつし、様子を伺いにやってきます。小春は「心中したくない。心中しないですむように助けてくれ」と頼む。このことばを外で聞いた治兵衛は、「裏切られた」と思い込み、小春からの手紙を投げ返します。小春も治兵衛から貰った手紙を孫右衛門に渡す。その中に一通おさんからの「手を切ってくれ」という頼みの手紙を見つけ、孫右衛門は、ことの次第を全て見ぬく。

「紙屋内の段」

治兵衛の家の場。小春が嫌っていた太兵衛に請け出されることを知ったおさんは、自分が手を切ってくれと小春に頼んだ事を打ち明け、「小春は死ぬ気だ、助けてくれ」と治兵衛頼みます。そこにおさんの父親が現れ、おさんを実家に連れ戻す。

「大和屋の段」

治兵衛と小春は、未来永劫を信じて死ぬ覚悟をし、店を抜け出す。

「橋づくし」から「心中」義理と人情の狭間にある2人は、おさんへの義理を欠くことを心残りにし、親への不幸、子どもへの執着、義理立てと愛情の絡み合いの葛藤に苦しみながら心中する。

段切れは、『朝出の漁夫が網の目に、見つけて死んだヤレ死んだ。出会え出会えと声々に、言い広めたる物語。すぐに成仏説得の、誓いのあみ島心中と、目ごとに涙をかける』
(訳)「天網恢恢祖にして漏らさず」天は網は広大で、目が粗いが、もらすことはない。どんな小さな悪事でも、必ず天罰を受けるものというが、天は心中する2人を成仏させ、この悲劇をあみ島(地名)心中といい伝えられ、長く人々の心に残った。
近松の一生
名前の由来? 僕が興味深いと思う事
和の輪 芳賀継生
「近松の名前の由来がまだわからない事。しかも下記の三通りにまとまるのに、二五〇年を費やしたこと。近松さんに僕は作家のたまごとして言いたい。日記とか回顧録を残してくれていたらよかったのに…!ちなみに僕はしっかり日記をつけています。しかし、今回勉強になりました、はい。観客のみなさんも面白いと思って貰えたら…嬉しいなぁ。」
1)「近松寺修行説」
若い頃に「近松寺」で修行した事が縁で名乗ったというもの。
A…滋賀県大津市の「近松寺」(ごんしょうじ)とする説
 ※近松の出生地の「越前福井説」が学会の主流になっていった事に伴って、現在はこちらの説が有力視されている。
B…佐賀県唐津市の「近松寺」(きんしょうじ)とする説
 ※この寺に近松のものとされる遺髪がおさめられている事を根拠とする説。この説を支持する人達の中に、作家の森鴎外がいる。

2)「祖父、父の名前から説」
祖父・杉森左門信重の「門」、父・市左衛門信義の「左衛門」、実家が近江国の出であることから、「近」、そこから分かれ出たという意味で「松」、以上の事から、「近」+「松」+「門」+「左衛門」=「近松門左衛門」とする説。
大阪市立大学名誉教授・森修氏の提唱。

3)「おどけ命名説」
「近江国近松寺の門前の小僧なり」…「所詮自分は門前の小僧でしかないんだよねえ。」というノリで名乗ったとする説。
元慶応義塾大学教授・池田弥三郎氏の説。
出演者・スタッフ
城谷小夜子 しろたに さよこ (17役)

「みてるでぇ、やってみなはれ」という近松さんのサポートを稽古中ずっと感じていました。
初美師匠の手元には「竹本義太夫様」と書いたFAXが届きました。義太夫さんも天から応援してくれています。もうすぐ初日、穏やかな興奮状態です。

京都出身 和の輪代表 女優 2000年に前進座を退団後、「日本の誇れる日本文化を世界に伝えるため、劇団を設立する。日舞・長唄・華道・琴・三味線・謡・狂言・気功・野口体操ほか多くの日本文学を学び続ける。サンクトペテルブルク、エール大学、サンフランシスコ州立大学、ACT、ルイジアナ工科大学などで日本文化を教える。1998年国際交流基金派遣課の主催事業日本代表団の代表として、ロシア公演を成功させた
鶴澤友路 つるさわ ともじ (義太夫三味線)
淡路島出身 幼少より芸事を好み、日舞・長唄・義太夫などを習う。12歳で内弟子となり、修行に励み、文学座紋下・鶴澤友次郎門下の女流義太夫として活躍。海外公演も多数。正当な芸風を伝承、その芸風を慕い全国の義太夫界から稽古に通う人も多い。人間国宝。
竹本初美 たけもとはつみ (義太夫・語り)
淡路島出身 3歳で日本舞踊・長唄・義太夫を、8歳で三味線を習い始める。幼少で淡路人形芝居の旧ソ連公演に参加。観客を泣かせ話題となる。USAカーネギィホールでは、友路師の三味線で「壷板」を演奏。新劇やモダンバレーの公演などにも客演し、舞踊界の地方としても活躍。主な作品:モリエール「守銭奴」マクベスより「化粧の森」等
竹本初香 (義太夫口上)
武田保子 たけだ やすこ (案内人)
東京出身 和の輪第1期生
在住の外国人や小中高生に日本の習慣伝統文化を伝える活動をしている。茶道、謡、仕舞などを嗜む。企画力と行動力で今後の和の輪での活躍が期待される。
鈴木香津恵 すずき かずえ (案内人)
東京出身 輪の和第1期生
海外生活が長く、その間に日本文化に目覚める。英語が堪能で、「玉すだれ」など日本大道芸の持ちネタも多い。前向きで明るい性格。振付を得意とする。
関根 絹江
原   作: 近松門左衛門
作   曲: 鶴澤初美(神代初美)
作曲指導: 鶴澤友路
構   成: 城谷小夜子
構成助言: 米津千之 小早川圭子
音楽: 中島詩元興
照明: 神戸保
舞台監督: 大島健一 滝沢直也
振付: 藤間史小夜
舞台助手: 芳賀継生
大道具: 阿部英夫
衣装提供: 牧美紀
写真: 小橋健一
文字: 米津千之
結髪: 仲沢幸子
制作: 乙部順子
相澤友夫 秋谷正希
荒武恵美子 臼田源次
大橋光博 金本光弘
古仲裕二 小橋健一
斉藤晴朗 高野誠鮮
三宅一男 森本滋子
松本一郎
スペシャルサンクス: 石澤貴子 石鍋多加史
(敬称略) 小野島康雄 大串喜子
笠原秀紀 上條正二
駒木明義 佐野誠子
重政行雄 田井中由香
滝淵良孝 谷川秀雄
段下文夫 藤崎政子
藤原照久 真山静子
宮下長明 矢倉保吏
吉田まさ子 渡邊雅晴
又村かずき(ハリウッド)
コウイチ(サンフランシスコ)
ツイてる会&この公演 愛智宏史 青山久美子
にかかわった方たち: 秋谷多英子 安達さとみ
(敬称略) 綾部弘之 石津直美
井上亜土美 今井保
岩崎靖弘 植村明子
上村令 太田辰雄
尾形公子 おざき藤美(ハワイ)
柏井栄一 加藤玲子
加藤国夫 河原八洋
木口伸子 北村公晴
北村早苗 桑畑悦古
小泉昌子 後藤萌
小林千晴 櫻井れい子
篠田裕 清水洋
城谷克司 城谷小百合
須藤達也 大由鬼山
田中道代 鶴岡里子
寺島玲子 長続善夫
西澤真平 根本かずあき
蓮見長一郎 蓮見喜代江
蓮見善和 福井丈二
藤井曙夫 藤井禮子
藤崎政子 本田裕美子
三須礼子 村田国勝
持地弘美 渡辺三千代
制作ノート

近松公演ご協賛の方々

こんなにたくさんの方たちが、この講演を応援してくださいました。
感謝でいっぱいです。
ありがとうございました。
和の輪一同
(敬称略)  
秋谷正希 秋谷税務会計事務所(流山駅前)
生駒晴俊 富山・(株)丸八
石川欣也 神奈川県相模原市
今井正治 京都・山城高校OB
太田辰雄 (有)五本木プロジェクト
大橋光博 山口・(株)西京銀行 頭取
柏井栄一 東京・(株)ウオツネ
金田敏彦 千葉・(株)カネダ工作所
金本光弘 松戸(株)サンヨーホーム
河原八洋 東京(株)DAIEIリペア
河野義和 東京都
後藤せき子 東京・(株)文化堂
小林健一 東京・心を写す写真家
斉藤環 東京・リバーシティイングリッシュスクール
阪井サヤカ 横浜・(有)イズミインターナショナル
下町皆援隊 東京・義理と人情とお節介
菅原勇継 東京・(株)玉子屋
鈴木智子 東京都
田井中友香 東京・(有)システムアシスト
高橋康正 東京・高橋会計事務所
瀧渕良孝 広島市
武田保子 Office 01代表 http://tfplans.cside.com/
田中勝弘 香川・タナカ印刷(株)
田中米春 松戸市
千葉英隆 千葉・千葉産業(株)
中井脩太郎 京都・医者
長原實 旭川市
西沢真平 さいたま市・歯科医師
濱口朋子 東京・五島電気(株)
藤原一章 福井県鯖江市
藤原照久 東京・(株)レインボーノーツ
北条宗昭 京都市
松本一郎 東京・弁護士
松本善秀 大阪・(株)関西共同印刷所
三宅一男 東京・(有)シネマエンジェル
村井泰 東京・(株)東京コンサルト
森貞男 京都・山城高校元校長
森裕子 東京・(株)ハチオウ
矢倉保史 東京・(株)ビットワールド
山本和子 金沢・(株)加賀機工
吉田芳和 札幌・共栄エンジニアリング(株)
和田武 東京都小平市
独立系 ファイナンシャルプランナーの集団 LNC
真谷誠祐 新潟・林徳寺
桜井浩昭
(株)マングローブ 代表取締役
03-3556-6361(東京都千代田区)
黒岩哲夫
黒岩会計事務所 税理士
06-6330-3661(大阪市)
相澤友夫
(株)石友工業 代表取締役
047-439-1114(千葉県船橋市)
古仲裕二
(株)茜建築コンサルタント 代表取締役
03-5372-7830(東京都練馬区)
佐野誠子
洋菓子 (株)レーブドゥシェフ
078-706-5080(兵庫県神戸市)
高橋昌弘
(光明寺 住職(一本刀土俵入り縁の寺)
0297-72-2378(茨城県取手市)
玉川博之
玉川衛材(株) 代表取締役
03-3861-2033(東京都千代田区)
稲田堅太郎
法円坂法律事務所 所長 弁護士
06-6944-1271(大阪市)

和の輪の仲間 http://www.wanowa.org info@wanowa.org
事務局 〒270-2252 松戸市千駄堀1695−1
      TEL:047-368-1361  FAX:047-368-1361
   
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ものがたり



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城谷小夜子(17役)



鈴木香津恵(案内人)



鶴澤友路(儀太夫三味線)



竹本初美(儀太夫・語り)



竹本初香(儀太夫口上)