過去の記録

2008年10月7日〜18日「賢女の手習并新暦」
平成20年度(第63回)文化庁芸術祭参加決定!
平成20年7月31日付けで文化庁芸術祭執行委員会の河竹登志夫委員長より、参加承認の連絡が来ました。NPO法人グローバルシアター和の輪が創立されて8年目。3回目の芸術祭参加となります。

322年ぶりの作品の復活上演に興味を持っていただけたことを感謝します。今生きている人たちに、江戸時代に起きた「新暦」の大事件と、人形浄瑠璃の世界に起きた大事件。それは、宇治加賀之掾・井原西鶴VS竹本義太夫・近松門左衛門の人間ドラマ。愛染明王は「煩悩をさとりにかえる」仏様。この物語になぜ愛染明王だしたのか。そこには、深いメッセージが込められていた。

《近松門左衛門存偽作に待った!をかけた木谷蓬吟先生(大正時代に、木谷先生が、この作品を活字にした貢献者)》

「この浄瑠璃は珍書の部に属し、未だ活字本にはなっていない。今回これが初めてである。・・・この珍しい原本が、世に絶へんことを恐れて、活字本としてひろく同学の人々に見て貰いたいため、ここに発表した次第である」と、

木谷蓬吟先生がこの世に残して下さったこの作品を、三百二十三年の時を飛び、今の世の人たちにお伝えしたいと思っています。

 
2008年10月7日〜18日「賢女の手習并新暦」ご挨拶

 去年大変好評を頂いた「賢女の手習并新暦」が再演されます。去年好演していただいた砂田直規さんはスケジュールの都合で、今回は出演されません。「えらいこっちゃ、どうしよう」と、途方に暮れていましたが、ヴォイスヒーラーとして活躍中の渡邊満喜子さんに出演頂くことになりました。パーカッションの河野玲子さんは、 去年東京公演だけの出演でしたが、今年は全てのステージに出演が決まりました。
 そして嬉しいことに、去年探して見つからなかった〈星の音〉も、渡邊さんのご紹介で小松市の河上知明さんが作られている『三昧琴』と出会うことが出来ました。河上さんも、「どうぞ、お使い下さい」と気持ちよくいってくださいました。
 6月に入ったら顔合わせです。城谷と渡邊さんの声を河野さんに聞いて貰い、河野さんには、わたしたちの声とハーモニーする三昧琴を探しに行って貰います。
 このメンバーで新しい「賢女の手習并新暦」を作り上げたいと持っています。こころよりお出でをお待ちしています。

info@wanowa.org 城谷小夜子 2008年5月29日

 
この作品について
“素晴らしかったです。美しく、はかなく、強く…どの場面も…”
“日常の疲れをいやされました”
(初演に寄せられた言葉)

 大阪道頓堀での初演以来、お蔵入りしていたこの作品を、去年322年ぶりに再演しました。
 この作品が巡ってきたこの縁を大事に、今生きている人たちに喜んでもらえる舞台を作りたいと思います。
 この舞台を、お客様と、愛染明王と、この舞台に係わった全ての人に捧げます。
 

出演者&スタッフ
photo
十二役
城谷小夜子
しろたにさよこ
photo

渡邊満喜子
わたなべまきこ
photo
音楽
河野玲子
こうのれいこ
photo
音楽
大久保雅子
おおくぼまさこ
photo
案内人
乙部順子
おとべじゅんこ
 

◆構成・演出:城谷小夜子
◆音楽:渡邊満喜子・河野玲子・大久保雅子
◆舞台監督:ジョー英
◆照明:神戸保
◆デザイン:中島詩元興
◇河上知秋様より三昧琴ご提供

渡邊満喜子(わたなべまきこ)プロフィール
ヴォイスヒーラー・作家
栃木県生まれ。明治大学文学部卒。90年代から首都圏を中心に全国的にヴォイスヒーリングセミナーを展開する他、参加者と共に声と楽器で音楽的空間を創造する「声と音によるクリエイティブワークショップ」を開催。心身を癒す倍音発声を音楽的表現へ発展させる試みを追究して、2000年から音楽集団「Ama Voices」を主宰し、コ ンサート活動を開始する。 著書に「ヴォイスヒーリング」「CDブック・声をめぐる冒険」(共に春秋社刊) CDに「The Birth of Voice」(サジタリウスレコード)がある。
〈メッセージ〉
身体をとおして自分という全体性を生きながら、聴覚だけでなく人間に与えられた五感を開き、この世界の様々な響きに深く感応する力を取り戻すことが私の願いです。
渡邊満喜子

河野玲子(こうの れいこ)プロフィール
メリー・マリンバ・アンサンブル主宰 東邦音楽大学講師
武蔵野音大卒。木村和彦、塚田靖、百瀬和紀、安倍圭子の諸氏に指導受ける。
87年第4回日本管打楽器コンクール3位入賞。92年CD発売「マリンバと吹奏楽のためのコンチェルティーノ」(アルフレッド・リード委嘱。作曲者自身の指揮オーケストラと録音)毎年、宮崎国際音楽祭参加。打楽器・マリンバの第1人者として、作曲・プロデュースも手がけ、後進の育成にも力を素注いでいる。
(2007年初演のパンフレットより)
城谷小夜子さんとは今回で4作品目になります。私が音を担当していつも感じることは、各作品にはそれぞれ基調とTempoがあるということです。特に、小夜子さんが語ると、自然に自分でとっているテンポがあり、場面毎のリ ズムがあり、メロディーが生まれる。だから最初のインスピレーションをとても大切にしています。作品がまるで音楽を聴くように人の心の中に入っていくこと・・・。語りと音がハーモニーになって、自然に流れていくこと・・・これが目指すところであり、またそうできたら最高だなぁ、と常々思っています。
河野玲子

大久保雅子(おおくぼ まさこ)
去年出演してもらった大久保雅子さん(河野玲子さんのお弟子さん)に、今年も出演して貰うことが決まった。音の充実を図るため。初日に向けて稽古が急ピッチで進められている。今年は、新しい楽器へのチャレンジと、より深い音を紡ぎ出すことを河野さんは目標としており、去年とは異なる音をお客様にお届けできるものと制作一同、期待している。大久保雅子さんは、去年につづいての出演となり、おおいにはりきっている。音と芝居のアンサンブルが見所となった。ご期待下さい!
 
 
あらすじ

 法王は、「日本の実情にあった新しい暦を作ろう」と思い、関東へは実方中将に、西国へは安国に調査を命じた。安国は、十四年前に、九州太宰で、菊池禅定道清を殺していたので、西国に行きたくなかった。実方は、天王寺愛染堂の前で瑠璃姫と恋に落ちる。実は、この一家(母、弟の太刀丸、家来の平馬之丞)が敵討ちのために安国を追っていることを知る。数日後、安国は、偶然出会った太刀丸と平馬之丞に「実方こそが敵安国だ」と嘘を言い、まんまと実方の大事の御手判を取り上げた。家に帰った太刀丸は瑠璃姫に、実方こそ父の敵だと告げた。瑠璃姫は、敵討ちと夫婦の契りを結んだことに悩み・・・。
 

道行き〜母と娘の旅の歌

 この曲は、城谷小夜子が作曲。舞台の中で歌われます。

道行き〜母と娘の旅の歌
※画像クリックで拡大します。

[歌詞]
恋と歎きを荷ひてぞ
涙の玉の瑠璃姫も
身さへ細りて二重の帯
老いたる母は影老けて
笠うなたれて杖つきの
いろはちりぬる音羽山
露(つゆ)引(ひ)き結ぶ草津の宿
さらす晒布のさらさらに
はかなき恋に身をさらす
波か霞か、いや富士の山
旅の憂き寝の埴生(はにゅう)にも
日数(ひかず)経ぬれば秋風の
波の白河訪ね越し
伊達の薄着の衣川
とある磯辺に着き給ふ。
 

上演スケジュール
羽咋 10月7日(火) 開演4時(開場30分前) 妙成寺
初日奉納舞台 重要文化財伽藍 日蓮宗北陸本山金榮山 妙成寺
近松門左衛門及び関係者を法要のあと上演いたします。
〒925-0002 石川県羽咋市滝谷町ヨ−1
料金 観劇料はお志です。
共催 妙成寺文化財を守る会
後援 羽咋市産業観光課
協力 妙成寺
交通 羽咋市よりバス200円
     2時52分(3時18分着 滝谷会館前下車)
     タクシー(2500円程)
     ※無料駐車場有 100名様(要申込み)
お問い合わせ 羽咋市産業観光課 TEL:0767-22-1706
お申し込み 盛況にて無事終了しました。ご来場ありがとうございました。
富山 10月8日(水) 開演3時、7時(開場30分前)
富山能楽堂
〒939-8224 富山市友杉1097 TEL:076-429-5595
料金 前売り 3500円  当日 4000円
後援 富山県 富山市 魚津市 魚津市教育委員会
     富山中小企業家同友会 新川ムジークフラウエン
交通 富山空港より車で5分(無料駐車場有)
     JR富山駅からタクシー(3000円程)
     バスは、6番37系統「総合運動公園行き」30分
     「産業展示館前」下車徒歩10分 14:00発 17:20発
お問い合わせ 実行委員会 TEL:076-452-6006
お申し込み 盛況にて無事終了しました。ご来場ありがとうございました。
※レストラン・売店ありません
東京 10月9日(木) 開演7時
10月10日(金) 開演2時、7時
深川江戸資料館(開場30分前)
〒135-0021 東京都江東区白河1-3-28
料金 前売り 4200円  当日 4500円
交通 都営地下鉄大江戸線・地下鉄半蔵門線「清澄白河」
     A3出口徒歩3分 【地図はこちら
お申し込み 盛況にて無事終了しました。ご来場ありがとうございました。
※駐車場ありません
半田 10月16日(木) 開演6時30分(開場30分前)
半田空の科学館(プラネタリウム)
〒475-0928 半田市桐ヶ丘4-210 TEL:056-23-7175
料金 前売り 3000円  当日 3500円
後援 愛知県(申請中) 愛知県教育委員会(申請中)
交通 名鉄河和線:成岩(ならわ)駅から徒歩20分
     半田インターから車で5分(駐車場有)
お申し込み 盛況にて無事終了しました。ご来場ありがとうございました。
大阪 10月17日(金) 開演3時、7時
10月18日(土) 開演2時
山本能楽堂(開場30分前)
〒540-0025 大阪市中央区徳井町1-3-6 TEL:06-6943-9454
料金 前売り 4200円  当日 4500円
後援 西国愛染霊場会
     大阪中小企業家同友会文化同好会
交通 地下鉄谷町線「谷町4丁目」4番出口徒歩2分 【地図はこちら
お申し込み 盛況にて無事終了しました。ご来場ありがとうございました。
※駐車場ありません
お問合せ NPO法人グローバルシアター和の輪
〒270-2252 千葉県松戸市千駄堀1695−1
TEL:047-368-1361  FAX:047-368-1361 info@wanowa.org
▲pagetop



賢女の手習并新暦

賢女の手習并新暦
賢女の手習并新暦
2008年秋
「賢女の手習并新暦」
パンフレット

公演チケットはこちら